お子様やお年寄りも安心して食べられる安全ないちごの栽培
【高設養液栽培施設】
高設養液栽培施設により、立ったままイチゴ狩りができたり、車椅子やベビーカーでもイチゴ狩りができます。
また空中にいちごが浮いており、土などが付着しないので綺麗なイチゴが食べれます。通路も通路マットがしいてあるので、ホコリなどが出にくくなっております。
また、雨の日でも通路はマットが張ってあるので長靴は不用で、通常のお靴でいちご狩りができます。
もちろん車椅子の車輪も汚れません。さらに空中にいちごが浮いている事により、昼間のいちごが極端に高温(冬場は、25度前後、5月でも30度以下)にならないため、 果肉が柔らかくならずユックリ赤く熟し糖度も上がるうえ、果肉も硬く食感も良くなり日持ちも良くなります。
また高温にならいことや結露しないことによりアンチシアン色素が破壊されず、真っ赤な光沢のあるいちごが出来ます。
【イチゴを栽培するベット一式】
当館では数ある培地資材の中で、保水性と排水性という、相反する性質を持つヤシガラを培地とし、 栽培ベッドは保温性に優れる発砲スチロールを使用しています。
土を一切持ち込まないことで、土壌細菌による病気を防ぎます。
日当たりの悪い枝はやや少なめに花蕾を残し、徒長枝で真上に伸びている枝などは、摘蕾しないか上芽を摘蕾する程度とします。
【温湯機(ボイラー)2台】
近年、高設イチゴ栽培で普及しつつある温湯機を用いたボイラー。
従来の暖房機はハウス全体を暖めるのに対し、温湯ボイラーは栽培ベッド内に温湯菅を通し、その中に40℃のお湯を流すことでイチゴの根付近及び栽培ベッドのみを暖めます。
ベットの内側にホースでお湯を流し、夜間のイチゴの地下部(根)の温度を最低15度に保ちます。
【ろ過装置1台】
地下水の余分な鉄分などイチゴ栽培に不要な不純物の除去。
【エアー混入機】
いちごの根は、酸素を沢山必要とするので、水に空気を混ぜていちごが酸素を吸収しやすいようにします。
【電磁イオン水発生装置1台】
水をマイナスイオン化して根からの吸収をよくします。
【枝折れ防止ロープ一式】
高設養液栽培の欠点は、大きい果実の枝が折れマズイいちごになります。
そこでイチゴの果実の枝を支えるロープを張りました。章姫、のみベットのヤシ殻を山盛りにして枝折れ防止。
枝折れ防止が付いているところは、大きなイチゴが取れるイチゴ園の証ですね。
【暖房機6台】
午前25度前後に確保、夜間最低温度10度に確保。
品種ごとの温度を変えるために各ハウスに1台計6台。
4段サーモ付き。
【天窓開閉装置】
ハウス内の温度の自動管理。
【炭酸ガス発生装置(生ガス)2台】
炭酸ガスを増やし、イチゴの光合成を促進し甘さを増やす。自然界300ppmを、1000ppmに。自動。
【エアービーム12台】
温度や炭酸ガス濃度を、迅速に均一化。自動。
【炭酸ガス攪拌機2台】
炭酸ガスは、空気より重いので地面から吸い込み上部に吐き出す。4段サーモ付き。
【電照設備(蛍光灯60W,220個)】
冬場の葉の展開促進のために、夜間照明を行う。(章姫と紅ほっぺのみ不要)。ナイターも可能。
【イチゴの栽培の基本要素は、(1)光、(2)炭酸ガス、(3)水・肥料】
イチゴの実を大きくしたり、甘くするのには、各品種のいちごが喜ぶ環境にすればよいのです。当館は、自然環境に存在する条件より、もっと最適な条件を、最新鋭の設備で品種ごとに作り出しております。
またいちごの果 実を大きくしたり、糖度を上げる為にイチゴ果実の温度が上昇(25度前後)しないようにハウス内の温度管理を低温にしたり、黒マルチの代わりに、白いマルチを使ったり、高設養液栽培でイチゴを空中に浮かしております。
このように1つのいちごができるまでにいくつもの作業があり、たくさんの手間がかかっています。特にいちごは天候にも左右されやすく、栽培の難しい果物です。毎年、いちご農家の人たちは丹精込めて、品質や味を守りながらつくっています。